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よく噛んで食べる

主婦のブログです

参ります、丁か半か!んーっ、どっちも!

私が力士だったらね、毎回押し出しで負けてると思う。

とうとう新聞勧誘に押し出されて契約しちゃったよね。ちゃんというと勧誘のお兄さんが足でドアホールドしちゃったから、私は一歩も出てないんだけどね外に。

いやー、参ったよ。ほんと、全部私が悪いんだけどさあ。

 

まず遡ること二ヶ月前。

チラシが入ってたのよ、近々公演される劇のペアチケットが抽選で当たる!それかホテルの食事だ!泣いて喜べ貧乏人!って内容のチラシが。

どこに出しても恥ずかしくない立派な貧乏人の私はホイサッサとチラシについてたハガキ書いて出した。こーゆーの当たった試しねえけど、まぁ運試しだーと。

 

そんなのに応募したのもすっかり忘れた一昨日、全身黒ずくめの男の人がピンポンしてきた。

郵便屋さんでもヤマト佐川さんでもない風貌の男に恐れ慄いた惰弱な私は居留守した。お前みたいな人間がいるから配達人は大変なんだと後に姉に怒られたが、ドアホンに出る勇気もなかった。あとパジャマだった。

 

2回ほどピンポンしたあと車に戻ったのをカーテンの隙間から確認し、ふぅ…撒いたか…手強かったぜ…とニヒルに笑ってたら携帯に着信があった。

タイミング的に絶対さっきの黒ずくめ。

こいつ、私の携帯番号を知ってるだと…!?只者じゃねえ…こいつを引っ張れば…あの人まで辿り着ける…!おい、今すぐ赤井を呼んで来い!!!(たったいまウィキペディアで読んだコナンの知識を適当に並べています)

 

観念して出て見ると、すごく軽快な声で「あのぉー!劇のチケット応募されましたよねぇー!あれ当たりましてー!その事務局の者っすー!」と言った。

マジ?当たったの?事務局ってなんの?と思いながらドアを開けて話を聞くと、なんか、そのまま、チケットをあげるから新聞を取りましょうよ!という話になった。どうやら私は新聞社が提供しているキャンペーンに応募したらしいのだ。

そして冒頭の押し出しの話になる。

 

もーね、全然帰んないの。あとね厳密に言うとチケットは当たってないの、副賞みたいなダサいポストカードが当たったの。でもねお客さん!マジ!ツイてるぅ!フゥワッ!みたいなテンションで話進めてくる。チケットあげちゃうから!新聞も取っちゃお?やっちゃお?って。

それもう最初から出来レースで応募した奴の家に事務局と嘘こいて訪問してチケットあげちゃう実は優しい新聞勧誘でしたテッテレー!ドッキリ大成功ー!の流れじゃん!と頭の中では分かっていても、全然断れない。グイッグイ来られた押されちゃうの。

いやー旦那帰って来ないとナントモ〜…と濁しても、じゃあ僕待ってますよ大丈夫です!の一点張り。いやべつに待ってもらうの申し訳ないから言ってんじゃねーよ?

結果半年契約しちゃった…。帰ってきたライジンに話したら、まず自分が何に応募したのかちゃんとよく読みなさいと軽く怒られつつ、新聞取るのは悪い事ではないし、チケット代と購読料が同じくらいなら良いじゃん。軽く読んで社会情勢を勉強してみたら?とのこと。

そーね…前向きに、前向きに…とりあえず新聞屋さんは必死で、そしてとっても営業が上手いことを勉強した。

 

話は変わって、前向きに、とは言いつつ、自分の押しの弱さに心の底からガッカリした私は気分転換に髪を切ることにした。

昨年美容室を変えて、今回で2回目。そこの美容室は鏡の横に小型テレビを置いてて、ずっと洋画が流れている。音は聞こえないけど字幕が出るので待ってる間もお客さんが楽しめるようになってる。

前回初めて行った時そんなサービスがあるとは勿論知らず眼鏡で行き、お姉さんが見せてくれる雑誌も、ドリンクメニューも、そしてせっかくの映画も見れなかった(アンハサウェイとデニーロのマイインターンやってた!超見たかった)

歯がゆい思いはもうしないぞ!と意気込んでコンタクトで行った。ちょっと混んでるのでソファーで待ってたら、そこではシュレックがやってた。今日はこれか。シュレック懐かしいなー!コンタクトつけてきて良かった!

前回とは違うお姉さんだったけど、美容室のお姉さんはみんなオシャレで美人で住む世界がまるで違う。

席に通されて、さーてシュレックの続き続き、と目をテレビに向けたら、人間の首にかぶりつく血塗れのシュレックが。

 

シュレーーーーック!!?!?!

 

よく見たらゾンビだった。待合ソファーの所でやってる映画と私の席の横でやってる映画が違うものだった。

最悪だ、私はゾンビが大嫌いだ。

しかもウーアー言って覚束ない足取りでこっちに来るタイプのゾンビじゃねえ、機動力抜群のゾンビ映画だった。人がしぬしぬゾンビもしぬしぬ。もう見てられないくらいのパニック映画。

変えてくれ、シュレックに変えてくれ!と言おうと思ったけど、隣の席のお兄さん、めっちゃ真剣に見てる。私と彼の間にあるテレビに釘付け。言えない、後から座った奴がチャンネル変えてくれなんて言えない。

笑顔のお姉さんが今日はどうします?っと聞いてきてる間にも視界の端で人がどんどん喰われてる、滲み出る嫌な汗を拭い目を泳がせながら私は「とにかくちょっぱやで短くしてくれさい!!!」とだけ答えた。

 

そしたらまあプロは要望通りにしましたよ。

なんかね、猿みたいなのが、今この日記、書いてるよ。

そんな猿は今日、社内で自分が「一か八かの人」と呼ばれているということを知ったよ。

出社日を失念して一日早く来て見て、間違ってたからのそのそ帰ってったのが、受付からみんなに伝わったらしい。なんか一か八かで入社して来た奴いるぞって。

なんにも考えないで応募したら新聞取っちゃうし、考えてコンタクトしてったらトラウマもんの映画に出会っちゃうし。

一でも八でもあんまり良いことねぇわ。

そんな私の近況でございました。